眼精疲労からくる頭痛の症例

先日、ご紹介でいらっしゃったクライアントさん。

お話を伺うと、4,5日程前から頭痛が続いているとのこと。今日は少し治まってはきたものの、『左側の目の奥と頭が痛い・・』とのことで当院に来院されました。

クライアントさんの頭痛は『目が疲れる』そして、『左目の奥から痛む感じです』とのこと。

もともと頭痛の他にも左の腰痛があった様子。肩は自覚はさほど出ていないが、やはり左肩の動きが悪いとのこと。仕事柄、下を向いて細かい作業が多く目を酷使しているとのこと。触診すると首のコリもありました。

当院で行っている、体幹のバランスや、肩の動きなどの動作チェックをしてみると、症状の出ている左側ではなく、右半身に全体的に違和感がでるとおっしゃっています。座っているときも、重心が右に偏っています。ご自覚もあるようです。

膝裏のコリをチェックしてみると、右足の膝裏に強烈なゴリゴリがありました。相当痛そうです。

【足と骨盤の調整】
今回の症状は『頭痛』ですが、いきなり頭や首には触れません。
頭痛といってもそれはどこか身体のバランスが不調和を起こしていることが原因のうちの一つです。
まずは、身体のバランスを整える意味でも、土台である足元から整えていきました。右の骨盤から右もも裏、右足膝裏、ふくらはぎのの張りを取っていく操法を行いました。右の腰から足にかけて徐々に伸びていく感覚が得られたようで、とても気持ちいいとおっしゃっています。

施術後、クライアントさんに再びベッドに座っていただき、骨盤の位置を見せていただきました。
その結果、骨盤も右側が上がっていました。「いつも右に乗っかっている感覚だったのに、今は左右同じに乗れている感覚です」と笑顔でおっしゃられました。

次はクライアントさんにベッドで仰向けになっていただき、肩甲骨から背中が緩む操法を行いました。

上げづらかった左腕も真っ直ぐ(耳までしっかり)上げられる様になりました。

下半身から背中の歪みが取れると、背骨や肩甲骨、肩の動きがよくなります。

【首の調整】
次に首の施術を行いました。左に向きづらい様子です。触診してみると、左の首と頭の境目にに硬い凝りがあります。そこで、左の首の筋肉が緩む操法施すと簡単に左も向きやすくなりました。

この時点で『頭痛はどうですか?』と聞くと、『あれ?なんだかさっきより楽でかも』とさらに笑顔がでてきました。『ほとんど気にならなくなってます』とのこと。

【頭蓋骨調整】
ここで、最後に頭蓋骨調整をしました。眼圧を調べてみると、左が高い状態です。当院の頭蓋骨調整は5グラム圧の非常に気持ちのよい調整です。

『最初だけ痛いところも少しあったけど、途中から気持ちよさに変りました!』とすっかり笑顔になってました。

目を開けると、目の奥の痛みも取れてスッキリした様子。「目を開けた時、クリアーな感じで爽快です!」とおっしゃっていました。

今回はこれで終了です。
今回の操法による、肩こり、頭痛の解消に要した時間は、約30分ほどです。

ここ2、3日の急激な寒さによるストレス、元々の肩こりが原因で首から頭にかけて症状が出てしまった模様でした。眼精疲労もあったようなので、自宅でのセルフケアもお伝えし、様子をみてもらうことにしました。

ここに来て急に冷え込んできたので、身体が気温の変化に追いついていない方も多いです。首・肩をすくめがちなこの季節、ゆっくり温まる時間を設けてあげてくださいね。

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