不調の原因はどこからくるのか?

不調の原因と言ってもよくわからないという方が多いのではないでしょうか?
そこで今日は、

【すべての慢性的な不調はどこから来るのか?】

についてまとめてみました。
この部分を理解されるとより治癒への道が開かれやすくなりますので一読して頂けたらと思います。

当院には頭痛や肩こり、腰痛などの症状はもちろんですが、自律神経のバランスを崩されて様々な不定愁訴に苦しまれている方が毎日たくさん来院されます。
例えば、めまい、不整脈や動悸、吐き気、ほてり、目が開きづらい、眼精疲労、不眠症状、倦怠感、耳鳴り、パニック障害、不安神経症、うつ症状、起立性調節障害、首こり、難聴など様々な症状があります。

では何故このような不調が起こるのでしょうか?
当院ではすべての不調の原因は(先天性・急性・外傷のものを除く)、

①呼吸の状態
②体に吸収している栄養素の状態
③姿勢・動作の習慣、体の使い方の習慣
④思考(脳)の習慣・感情のバランス

のどこかにあると考えています。言い換えると、これらは他人に代わってもらうことのできない「自己責任行動」とも言えます。これらは別に特別なことではなく、人間なら普段誰もが当たり前にしていることです。
人は不調になると、自分の外側に原因があると思いがちですが、決してそうではありません。例えば当院でもよく耳にするのですが、「雨の前の日は気圧のせいで片頭痛がひどくなる」という人がいます。本人は「雨、気圧の変化」という外的要因が片頭痛の原因と思っていますが、そうではなくそれはあくまで間接的な要因(引き金)であり根本的な原因ではありません。
正確に言えば、そもそも雨や気圧の変化に対応できない体になっているから外的要因が引き金となって片頭痛が起きているのです。誰かが病気を持ってくるのではなく、自分自身の何気ない日々の選択の積み重ねが不調の原因を作り出しているのです。これは責めているのではなく、あらゆる慢性的な不調は「原因と結果」という因果関係の法則によって成り立っているからです。
逆に言えば、上記①~④の状態がそれぞれバランスよく、自分自身にとって調和のとれた状態であれば不調の原因がなくなりますから、次第に不調の出ずらい体に変化していきます。これもまた自然の摂理です。
当院では施術でお身体のバランスを見るだけではなく、①~④の自己責任行動についても整うコツを個別にお伝えしております。

また、①~④はそれぞれ独立しているわけではなく、それぞれが互いに影響を及ぼしあってます。
例えば感情と身体の関係を見ると、
イライラしているときは身体のどこかが必ず緊張しています。
逆に気分がいいときは身体が緩んでいる状態になります。

一見全く関係のないと思っているところが原因になっていることがあります。
日常生活で①~④の状態を理解している方の方が少ないので、本人はどこに原因があるのかよくわからないという声が非常に多いです。
①~④の状態のバランスが崩れると、具体的には以下のように不調が進行していきます。

▼身体のゆがみが起こります
▼感覚異常(痛みやだるさ、イライラなど身体と心が信号を発します)
▼機能異常(体の可動域や精神状態が正常に働かない)
▼器質破壊(組織が正常に働かない状態、病名が付く)

【参考文献】万病を治せる妙見法 橋本敬三著

病院などの西洋医学においては、異常がある箇所を悪者とみなしますから、
投薬や手術等で一時的に感じなくさせたり取り除く処置が行われます。
これを「対症療法(姑息療法)」と言います。
一見原因を取り除いているように見えますが、症状が進行した後の結果に対してアプローチを行っているというのが正確なところです。
ですから、先に述べました不調の原因①~④が改善されていなければ当然再発する可能性が高くなります。

不調の原因は十人いたらみな違います。それは①~④の状態が同じ人など1人もいないからです。
当院では初診やその後の通院時でもお話をお伺いしながら、①~④の状態からその方にある本当の原因を一緒に見つけていきます。
施術に関しては多次元操体法という整体を通じてお身体のゆがみはもちろんですが、感情や思考に対するアプローチも同時に行っております。
そのほか栄養に関すること、心や考え方に対するアドバイスもできる限りさせていただいております。
クライアント様の自然治癒力が快復することでより良い人生のお手伝いができるように努めております。


【施術前】      【施術後】

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人生が変わる整体・多次元操体法


皆さんこんにちは。【御茶ノ水 頭痛・肩こり専門】中村かえる整体院院長の中村です。

先日、仙台やすらぎの杜整体院にて開催された第96回多次元操体法講習会に参加させて頂きました。

私にとって多次元操体法はセラピストになってから人生が変わった大きな出会いです。
過去を遡ると、私は2015年の10月の講習会が初参加でした。
その時が第40回目の講習会でしたのでそれからもう56回も経ったんだ~!と感慨にふけっております。私は毎回は参加できませんでしたが、自分のペースで多次元操体法の哲学や技術を吸収し、臨床の現場でも積極的に実践してきました。今ではお陰様でこの多次元操体法が施術のベースになっています。これからもこの学びを続けていこうと思っています。

今回は私が何故、この多次元操体法に辿り着いたかという変遷を書こうと思います。
というのも、先日、この多次元操体法を受けて学びたい!という治療家の先生が当院の施術を受けに来てくださいました。その先生のお話を色々伺ううちに、多次元操体法に出会う以前に私が抱えていた悩みと同じような悩みや葛藤を抱えていらしたということがわかりました。
今後、もし他にも私と同じような悩みや葛藤を抱えた治療家の先生がこのブログを読んで多次元操体法と出会えるきっかけになったらと思い、ブログに思いを綴ってみるに至りました。もしお付き合いいただけたら幸いです。

私は以前、全身の筋肉を手技で揉みほぐしたり、カイロプラクティックのテクニックを中心にして骨盤調整を行なっていました。
都内の大半の整体院で行なっているような方法です。全国的にも一般的なカイロプラクティックや整体院で行なっているような施術方法でした。
その当時はお客様にどんなに強く押してくれ!と言われても、「負けるものか!」と強揉みで施術するようなことをしていました。
お客様からも、「優しい顔して力強いね~」なんて言われていました(笑)。
そうすると当たり前なんですが、強揉みのお客様ばかりが自分を指名するようになるんですね。
当時はそういった方々の要望に応えようとする毎日で必死でした。自分の気持ちがどうとか、お客様の身体の根本改善はどうとか考えることすらありませんでした。

しかし、その場の要望にだけ応える施術ですと1週間も経たないうちにお客様は辛くなって戻ってきます。
尚且つ、コリや体の硬さと真正面からぶつかっていく施術ですから、自分の肉体も疲弊し消耗していきます。
こんな生活を続けていると身体だけでなく精神的にも辛くなり、だんだん施術することが苦痛になっていきました。
今思えばきっとお客様の気持ちを過剰に忖度するあまり、本当の自分の気持ちに蓋をして、たくさん我慢をして施術をしていたんだなと思います。
カイロプラクティックのテクニックも最初のうちは下手くそでしたから先輩の技術を盗んで見よう見真似で無理に行っていました。
それでも上手く矯正が決まっていい音がすると、お客様もびっくりして「すごーい!」などと言われますからますますいい気分になります。
お客様からも「楽になりました」「ありがとうございました」と言われますから自分のしていることに何の疑問も抱きませんでした。

しかし案の定、日頃の無理がたたったのか、ある日、朝起きると全く腕が上がらなくなってしまいました。少しでも腕を上げようとすると肩に激痛が走ります。
しばらくほおっておいたのですが、施術もできず、夜間痛から睡眠不足に陥り、イライラは最高潮に達していました。
仕方なく病院に行くと、腕の使い過ぎによる右肩関節の腱板損傷と診断されました。しばらく期間の安静を指示されてしまいました。

「何かが違う・・」
「何かがおかしい・・・」

この日を境に自分の施術方法や考え方に対して強い違和感と疑問を抱くようになりました。

・毎日の施術が辛い…
・明日来るお客様、強押しで注文が多いから嫌だなぁ…
・来るお客様をただこなすだけの毎日が苦痛で仕方ない…
・身体も痛いところだらけなのに人を癒してる場合じゃないよな…
・自分は本当は何をしたいんだろう?
・何の為に施術家をしているんだろう?

と自問自答を続けました。違和感と葛藤を繰り返し感じながらも頭の中では次第にこんなことを考えるようになりました。

「お客様のコリと戦わずに、自分の身体にも無理を掛けずとも楽にできる方法はないだろうか?」
肉体的にも精神的にも辛くなくて、でも同時にお客様も深く満足して深く癒される、そんな施術はないだろうか?」

そんな考え方・施術スタイルを追い求めていくようになりました。
巷で正しいとされている手技に対して、本当にこれでいいのだろうか?お客様にとっても自分にとっても無理をしているのではないか?と疑問を感じ、より理にかなった自然な方法を求めるようになりました。

そしてネット検索を繰り返したり同業の先生たちからの情報を頼りに辿り着いたのが、仙台で多次元操体法を主宰されている上川名おさむ先生の講習会でした。

「ここに行かなければならない。」

直感的にそう思いました。
ためらうことなく、講習会に参加してみました。

自分の求めていたものがすべてそこにありました。

操体法は仙台の医師・故橋本敬三先生が創始した療法です。

「操体はホドコシにあらず ハカライなり」

上川名先生は1人治療院でありながら繁盛経営をずっと続けられ、操体法を独自に改良した多次元操体法の創始者です。
講習会には大々的に告知していないにもかかわらず、口コミで全国から治療家や多次元の世界観に共感した一般の方まで集まってしまう奇跡のコミュニティです。
多次元操体法は、単に骨格のバランスを整えるだけでなく、「心・身体・魂の調和」を目指しています。また、操体法ではすべての不調の原因に「息(呼吸)・食(栄養)・動(動き、姿勢)・想(思考、感情)+環(環境)」の5つが深く関係しているという考えがあります。
だからアプローチの範囲もアドバイスの範囲も体だけでなく生活全般に及びます。
また施術に関しても、単に症状を消す・治す、というレベルを目指すのではなく、もっと奥の本質的な部分から自然と調和のとれたあり方を目指した整体をされています。その結果として関節の可動域が改善したり、痛みが楽になったりということが起こります。
また多次元操体法は「操体法の哲学」による自然治癒のメカニズムと、「引き寄せの法則」による人生の意図的創造の方法論を独自に融合させたものでもあります。今回の出来事も多次元の引き寄せが働いたように思います。

これらは今まで自分の考えていた手技療法の考え方と180°違うものでした。

操体法のことは整体学校でも教わったことがありましたが、多次元操体は自分の知っていた操体とは全く違うものでした。
こんなに繊細でいいのか?と思うほどやさしい整体です。
でも身体の内部・深部に効いていくのでびっくりするくらい身体が変化していきます。
それからというものの、頻繁に上川名先生の講習会に参加させていただくようになりました。

中村
初回参加の時の講習会の様子
多次元講習会に参加するようになってからしばらくすると、肩の痛みも回復し、なんと、それまで20年来の頭痛持ちだったのにもかかわらず、すっかり頭痛がなくなるというミラクルまで起きたのです!!

なぜ頭痛がなくなったのか?
それはただ単純に辛いところに対してこういうアプローチをしましたよ。的な話だけではありません。
それなら、今までいくつもの治療院に行ってきましたからとっくに頭痛は治っているはずです。
自分の中で改善した一番の理由は、多次元操体の考え方・在り方に触れたことで自分の意識や考え方が変わったからであると思っています。
今までは、お客様の為なら自分を犠牲にしても頑張ることが当たり前だと思い込み、日々、自分自身の素直な感情に蓋をして施術をしていました。
自然法則に対して無理をして生きてきていました。
しかし、多次元操体の考え方は全く違います。

・私は治せないし、治しません
・痛いところはそっとしておきます
・すべての答えは相手の内側にあります
・治そうともしなくともその人に治る条件が整えば勝手に治る
・自分の今ここの感情を大切にする

・違和感や葛藤をそのままにしない
・60点でちょうどいい
・頑張らなくていいんだよ
・理(ことわり)がないから無理が生じる
などなど。

これらの言葉たちは、自分の中にすっと入り、どれも腑に落ちるものばかりでした。心と身体は1つであると言います。多次元の世界観に触れ、心が調和していったことで行動が変わり、身体も徐々に楽になっていきました。

多次元操体法は単なる一つの治療テクニックとしてではなく、クライアントさんの人間そのものを診るという姿勢、治療するという意識でなく、クライアントさんの体の声を聴き教えてもらうという意識が大切になります。またセラピストとしての自分自身の考え方・在り方も多次元操体法の哲学を通じて勉強させていただいております。
そしてこれからも一生の財産として学びを続けていこうと思っています。

お陰様で今現在は、

・毎日の施術が楽しくてしょうがない!
・明日来るお客様のことを考えただけでワクワクする!(^^)!
・今、この瞬間に集中できるから飽きないし、常に新たな発見がある
・ストレスや
体調を崩すことが激減した
・自分のしたいことが少しずつできているという実感がある
・自分の使命について考えることが出来るようになった

10年前の自分には考えられない位、仕事が楽しくなりました。経営に関しても開業以来、お陰様で毎年最高売上を更新しております。また今年はコロナ禍にも関わらず大きな影響を受けることもなくたくさんのお客様にご来院頂き、安定した経営を続ける事ができています。
まさに、多次元操体に出会ってから私は人生が変わったと思います。

日々の生活の中ではまだまだ悶々としたり、新たなハードルを感じて辛くなることもあります。でも違和感や葛藤を感じたりすること自体、大切な事だと教えて頂きました。大切なのはその気持ちを丁寧に観てあげる事、そしてそこから自分はどうしていきたいのか?どうするのか?きちんと受け止めて実践を繰り返していくことだと思っています。

もし私と同じような悩みを抱えている治療家の先生やこれから整体を目指す方がいるならば、多次元操体法の世界観に触れてみると良いと思います。きっと新たな自分に出会えると思いますよ。

多次元講習会の案内はこちら☟

多次元操体法セミナー【心・身体・魂を統合する整体術】

 懇親会の様子

上川名先生(キマッてます!)

 

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自粛中の営業及び衛生面の対策について

こんにちは!【頭痛、肩こり専門】 御茶ノ水 中村かえる整体院の中村です。

緊急事態宣言が出てから、お電話やメールで営業についてのお問い合わせを頂くことが増えましたので、改めてブログでも自粛中の営業についてお知らせいたします。
当院では、不要不急に当たらないという観点からお受けできるクライアント様を限定させて頂き営業しております。また、同時に感染リスクを極限まで抑える努力を再徹底して営業しております。

※尚、東京都の休業要請店舗について、整骨院・整体院・マッサージ店は対象外となっております。

①1日に施術させていただくクライアント様を下記の通院の方のみに限定しております。

・非常にお辛い症状をお持ちで、以前より定期的に通院をされているクライアント様
・通院を前提で来院予定のご新規様(事前にお辛さの度合いなどお伺いいたします)
※2か月以上来院されていない方のご来院はしばらくお待ちください。

尚、予約と予約の間隔は最低でも平均20分は取らせていただき、その間は換気と消毒、清掃に努めております。
当院は完全予約制ですので、不特定多数の方との接触はそもそもございませんので、どうぞ皆様安心してご利用ください。

※ご不明点などございましたらお気軽にお電話下さい。1つ1つ丁寧にお答えしております。

②術者、クライアント様共に、施術前の手洗い、うがい、アルコール消毒を徹底させていただきます。
※37.5度以上ある方や風邪等の症状がある方は来院をお断りしております。

③院内及び院長自身の衛生面を徹底し、感染リスクを極力抑えております。

・すべてのドアの取っ手・椅子の肘掛け、靴べら、アメニティグッズなど、患者様が触れるすべての部分のアルコール消毒を徹底しています
・手につけるアルコール消毒液を提供しています
・空気清浄機での院内除菌(24時間)をしています
・室内の換気をこまめに行っています
・院長は一回の施術が終わるごとに手洗い・うがい・手の消毒をしています
・顔が枕に直接触れないよう、フェイスペーパーを使用しています
・施術が終わるごとにベッドや枕のアルコール消毒を行っています
・施術中、マスクの着用をしています
・使用するタオルや施術着を1回使用後に洗濯しています
・空気中の除菌効果のある柑橘系、ユーカリ等のアロマオイルを焚いています

院長自身も普段の生活から施術時、施術中、施術後に渡り最大限の予防を徹底しており、健康状態も万全です。


新型コロナウィルスにより世界が一変しようとしています。
半ば強制的に働き方や価値観が変わる変革期に突入しました。具体的には在宅勤務やリモートワークの方が増えている一方で、医療関係者、学校関係者、スーパーや物流などで働くいわゆる「現場」で働く方は多忙を極めており、身体は悲鳴をあげております。
また飲食店、観光業、インバウンド需要のお仕事をされている方などは特にですが「明日どのようにして生きるか?」という切迫した精神状態に追い込まれている方が増えております。
それ以外にも、皆が外に出なくなったせいで家庭環境などの問題が顕在化してきており、うつや不安神経症など心のバランスを崩している方が急増しています。

これは私の考えですが、世の中の仕組みや価値観がどれだけ変わっても自分自身の身体と心は今までと何ら変わらず存在しています。しかし外側の世界=情報の影響を受けることで心の負担と身体の負担も常に変化していきます。プラスに働くこともあればマイナスに作用することもあるでしょう。
【その時に自分自身がどう感じるのか?そしてそこからどう生きるのか?】が問われているような気がします。
このような時だからこそ、今までの自分の身体とこころに向き合うチャンスだと考えています。
内側の自分に気づき、何を選択していくのか?今起こること、そしてこれから起こることはすべて自分自身の心と選択により変えることが出来ます。そうすれば後悔しない心と身体を手に入れることはきっとできるはずです。
これからもご縁のある方との心と身体にこれからも寄り添っていけたらと考えております。

今はご利用に際しましてご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解・ご協力の程宜しくお願い致します。

中村かえる整体院
中村淳二

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多次元操体法の魅力

皆さんこんにちは!

【頭痛・肩こり専門】中村かえる整体院、院長の中村です。

さて、先日4/20に仙台やすらぎの杜整体院にて開催された、第80回多次元操体講習会に参加してまいりました。昨年の基礎講座(全4回)と治療家の為のリスクヘッジセミナー以来、約半年ぶりの参加になります。お陰様で当院の施術の軸になりつつある多次元操体法ですが、参加するたびに新しい気づきや発見、再確認があります。そして、何よりも多次元操体法の創始者である上川名おさむ先生に逢える喜びがあるから毎回の参加がとても楽しみになるんです!

今回は全国から集まった治療家の先生に加えて異業種の方2名も参加されました。多次元操体の魅力のうちの一つとして、その健康哲学(考え方)や世界観にあると思います。自然法則に則り、「治さない」、」「戦わない」、「無理をしない」、「勝手に治るお手伝いをする」etc・・・・生きる上で人生が好転するヒントが満載である考え方に惹かれて一般の方も参加されます。多次元操体法は単なる治療テクニックのみを学ぶ場ではなく、物事の本質を追求する考え方や身体の世界観に触れることが出来る場であると思っています。

最近はこれといったテーマがあって講習会が進行するというものではなく、参加者の質問やリクエストに応じながら自然に進行しています。もちろん上川名先生がお伝えしたいことが中心になって進行していきますが、あとは自然の流れに任せるというスタイルです。だから毎回どのような講習会になるかは誰にもわかりません(笑)。だから面白い。でもなぜか不思議と集まったメンバーが求めるものがそこに立ち現れます。

今回の講習会は一言でいえば【賑わい感】【笑い】【充実感】にあふれた講習会になりました。

【多次元操体法の魅力】

多次元操体という言葉を初めて耳にする方もいらっしゃると思いますので、今回のブログは改めて多次元操体の魅力について簡単に解説したいと思います。これをご覧いただくことで「多次元操体って面白そう!」「私も多次元操体の世界に触れたい!」と思っていただける方が1人でも増えてくれればと思います。

多次元操体法とは古来からある操体法と健康哲学をベースにした民間療法ですが、そこからより繊細に、より丁寧にからだに気づきながら施術者とクライアントさんと2人3脚で行うセッションです。施術者はより繊細に、より丁寧に触れながら施術を行うことで身体が劇的に変化します。短時間で身体が変化するだけでなく、深い癒しの効果(ヒーリング効果)もあるので身体だけでなく心の満足感や充実感も得ることが出来ます。

【一瞬でこの変化!】

【深い安心感=癒しとは何か?】

多次元操体は基本操法を含めて無限に操法がありますが、基本も応用もまず最初に触れ方が大切なんです。具体的には施術者はクライアントさんに触れますよね。つまり皮膚と皮膚を介して繋がり対話することになります。皮膚と皮膚が触れ合うと簡単に言いますが、様々な身体の情報交換を瞬時に行っているわけです(痛い、気持ちよい、くすぐったい、温かい、冷たい、柔らかい、硬い、いい感じ、いやな感じ、etc)。だから触れ方ひとつで結果が大きく変わってしまします。

施術者が謙虚な気持ちで丁寧且つしっかりと触れることで、相手は安心します。しかし、適当にがさつに触れられたらどうでしょう?相手は緊張します。逆に弱々しく触れられたら?はい。相手は不安になります。しかし実際は意外とこのような触れ方で施術する施術家の方が多いのです。自分も以前はそうでした(´;ω;`)。

相手にとって本当に調度いい触れ方で触れることで相手は安心します。安心の手で触れられることで相手は無意識レベルで脳が安心します。だから深い安心感を得ることが出来ます。(ヒーリング)の効果も得ることが出来ます。そのような手で触れられることで相手はトランス状態に入りやすくなるので、そこからどのような操法をしても深く効果を期待できる療法です。また施術後は今までに経験したことのないような充実感や満足感を得ることが出来ます。何故ならば、繊細かつしっかりと触れることで人間の持つ潜在的な無意識の領域を引き出し多次元的にアプローチできる療法だからです。

クライアントさんからは「こんなに気持ちの良い整体は初めてです!」「今までの辛さはいったい何だったんだ⁉」「20年来の頑固なの肩コリが嘘のように軽くなった!」「その場しのぎのマッサージではなくて、身体のコアが整っていく感じがする」「求めていたものがここにありました!」「人生がどんどん良くなってきているのを実感しています!」など嬉しい喜びの声が連日生まれております。

これからも安心の手を目指して、日々是好日、精進していこうと思います。そしてこれからも微力ながらではありますが、多次元操体法のすばらしさを伝導するお手伝いをしていきます!

【中央:上川名おさむ先生  右:泉公庸(イズミン)先生】

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様々なめまいの症状でお困りのあなたへ

こんにちは!
頭痛、肩こり専門【中村かえる整体院】の中村です。

季節の変わり目であるこの時期に特に多いのが、「めまい」の症状です。当院にも様々なめまいの症状に悩まされている方がいらっしゃいます。昨日も「回転性のめまい」に苦しむクライアントさんが当院のホームページにたどり着き来院されました。

耳鼻科、脳神経外科、心療内科などで診てもらって薬を処方されるがなかなか改善されず、まさに藁をもすがる思いで当院にいらっしゃられました。脳のMRIやCT検査、眼振検査などで異常がなく、お医者様からは「自律神経失調症」という診断だったそうです。

自律神経は、24時間365日休むことなく、身体のあらゆる働きを制御するたいへん重要な神経システムです。
自律神経が不調(バランスの乱れ、発動不全)は、主として次のような状態を招きます。

・血圧調整不全・心拍調整不全・内分泌機能低下・免疫機能低下・内臓機能低下・発汗調整不全・唾液分泌不全・呼吸調整不全・睡眠障害・精神不安定・神経過敏

これらが複合し、不快症状を発した状態。めまいもそのうちの1つの症状ですが、一般的には、その状態を「自律神経失調症」と呼びます。

そして自律神経が不調の方に共通しているのは、筋肉の慢性疲労と過緊張です。具体的に多いのは、首肩の凝りとストレスによる顎関節周辺のこりが強い方が多いです。さらにその、全身の筋肉の慢性疲労と過緊張を招く原因が存在しますが、それは大きく次の3つに分類できます。

1、肉体的原因(姿勢、生活習慣など)

2、精神的原因(感情、ストレス耐性)

3、食べ物の原因

自律神経失調症は、原因不明の病気ではありません。

だから、

原因を探り、できることから絶っていくこと。

それが自律神経の不調が回復がする唯一の道だと、私は考えています。

ストレスにより、自律神経のバランスが乱れますからそれによりめまいがすることもあります。
ライフスタイルの見直しも大切です。睡眠不足や暴飲暴食が続いたり、仕事があまりに忙しすぎたり、人間関係のストレスが過剰にかかっていたりすると整体を受けるだけでは改善していきません。
また、感情を抑圧していると、感情はエネルギーですから身体に影響を及ぼします。
痛みや症状は抑圧したネガティブな感情(怒りや悲しみなど)が原因であるとする説もあります。最近では医学的にもそのような研究が進められています。
ストレスがたまってめまいが発症するケースも多いことから、めまいの改善のためにはストレス対策も大切であると考えています。

本日いらしたクライアントさんも、仕事のこと、ご家族のこと、めまいで不安になっていること、様々な感情をずっと溜め込んで誰にも話せずにいたのではないか、とお話を伺ううちにピンと感じました。

 

「大丈夫ですよ。私でよければ全部話していいんですよ。」

 

こらえていた感情があふれ出し、お身体を震わせながら涙を流されていました。

 

施術後はだいぶスッキリされたようで、目の開き方がだいぶ変わりました。

当院の整体は症状を追いかけません。症状は結果であり、原因ではありません。そして症状を引き起こしている原因は1つではありません。様々な原因が複合的に絡み合っています。
生活の中の改善できることを改善し、体の面、心の面、出来るところから整えていきます。当院ではそのためのお手伝いをさせて頂きます。

どこに相談していいのか分からない…
そんな時はぜひ一度、中村かえる整体院にご相談ください。

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パニック障害、不安神経症からくる身体のしびれでお困りのあなたへ

こんにちは!
頭痛、肩こり専門【中村かえる整体院】の中村です。

ご新規さまの整体の臨床例です。
文京区からお越しの30代の男性です。美容院を経営され、自らも美容師をされている方です。当院のホームページ内の胸郭出口症候群の記事を見て、「これ、、今の自分の症状と同じかも・・」とピンときたようで来院されました。


主訴は、2か月前にあらわれた起床時に両腕のしびれが気になっているとの事。時折足にもしびれの症状も出るようです。日頃から立ち仕事で腕や手を酷使されているので、そのあたりも原因のうちの一つではないかと思われました。

しかしお話を伺うと、遡ること10年以上前、美容師として美容院を立ち上げ独立された頃、日頃の強いストレスからパニック障害を発症された経験をおもちだそうです。病院では「不安神経症」と言われてしまったそうです。

更に2年ほど前から、胃の痛みが出るようになり、同時に心臓のあたりが痛くなったので不安になり、病院で心臓と脳のMRIを取ったところ、命に問題はない程度の非常に小さい脳梗塞があるという診断を受けたそうです。、しかし、そのショックで精神的にも更に不安定になってしまったとお話してくれました。

その他にもお身体に出ている慢性症状はたくさんあり、頭痛、めまい、左肩の痛みと凝り感、腰痛、便秘、股関節痛、などなど、お話を伺うとたくさん出てきました。
普段美容師さんなので接客業ですから、常に気を遣っているとのこと。肉体的にも精神的にもお辛い状況を重ねて来られたようです。

お身体のケアは、カイロプラクティックに2つ掛け持ちで週2回受けて長い間通っているようですが、改善されている部分と、そうでない部分とあり、最近は通うことに少々疑問をお持ちのようでした。

早速、筋肉、胃腸の状態を触診でチェックします。すると、お腹全体に、痛みと緊張による硬い張り感があり、胃腸の負担が強くかかっているような印象を受けました。肩や胸の前の筋肉、鎖骨の下の筋肉もカチカチです。
またこの時期は特に、季節の変わり目によるエネルギーの変化の影響も考えられます。

今出てしまっている症状は、あくまで結果であり、原因ではありません。当院では、今出てしまっている症状はいったん脇に置いてもらいます。

ですが、私は来院された方に「今日の目標」「これからの目標」をあえてお聞きするようにしています。何故ならば、そうすることで「こうしよう!」とか「~ができるようになりたい!」、「目標があるから、希望が持てる!」というように施術をうけることの動機が明確になるのでクライアントさんも自分も楽しくなるからです。

つまり、すでに楽になっている理想の自分の身体と心をイメージしてもらうことをしています。そうすることでクライアントさんがそこに少しでも近づけた時、そして自分が少しでもそのお手伝いができた時、一緒に喜びを分かち合えるからです。

この方は、ストレス耐性が弱く、いつも押しつぶされそうな毎日を送っているように見えました。今日は自律神経のバランスが整うお手伝いと、腕にかかった負担とねじれがとれるお手伝いを行いました。クライアントさん、あまりの気持ちよさに、途中からスヤスヤと眠ってしまいました。zzz・・・。

術後は肩回りがとてもスッキリされたとの事でした。腕のしびれも出ていません。今日の目標は達成されたので一安心でした。
今後は並行して崩れてしまった自律神経のバランスが少しずつ整うようにお手伝いしていきます。

身体やこころの痛みや不調、悩みはあくまで身体さんが「ちょっとこっち向いて~」というお知らせの【サイン】なのです。
痛みがあるから「悪い」、とか、ないから「良い」、ではないんですね。

当院では初診の方にはまず、痛みも気持ちよさも全部含めての身体の感覚を取り戻して頂くことから始めています。つまり、【自分の身体やこころの声を素直に聴いてあげられる環境作り】に力を置いています。

痛みを取ることとは一見関係ないように思われるでしょうが、少しでもそうすることができるようになられた方の方が15年の臨床経験上、治癒や回復のスピードは速い方が圧倒的に多いです。何故ならば、今まで蓋をしてきた感覚や、見てみぬふりをしてきたものにフォーカスすることこそ、真の原因や解決のヒントがあったりすることが多いからです。

辛い症状から早く抜け出したいお気持ちは重々承知しております。しかしそうなったのには【訳】=【理】があります。その訳にちゃんと目を向けることは時に勇気がいります。でももう心配いりません。少なくとも当院では、二人三脚で原因と向き合わせていただきます。もしあなたが、

「自分自身のからだに自信がない・・」

「長年、身体に意識を向けることを忘れている・・」

「からだとの辛さやこころの悩みは深いけど、どうしたらよいのかわからない・・」

このようなことでお困りでしたらご相談くださいね(^^)。

 

●症状を追いかけない整体
当院の整体は症状を追いかけません。症状は結果であり、原因ではありません。そして症状を引き起こしている原因は1つではありません。様々な原因が複合的に絡み合っています。
生活の中の改善できることを改善し、体の面、心の面、出来るところから整えていきます。当院ではそのためのお手伝いをさせて頂きます。

どこに相談していいのか分からない…
そんな時はぜひ一度、中村かえる整体院にご相談ください

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自律神経失調症が治るために必要なこと

こんにちは!
頭痛、肩こり専門【中村かえる整体院】の中村です。


当院には、自律神経失調症、またはパニック障害と診断され、いわゆる、

【精神的な不調・病気】でお悩みの方が、多数来院されています。

疲労や姿勢が主な原因となる”身体の不調”に比べると、症状は比較的”深く重い”ものになります。

でも、まずはご安心ください(^-^)
改善に向けて適切な施術やカウンセリングを行うことはもちろん、
ちょっとずつご自身でも工夫していただければ、楽になっていく結果を約束いたします。
こちらのブログでもご自身で意識していただきたい大切なことを書いていきまます。
まずは勇気を出して、自分と向き合い、はじめの一歩を踏み出してみましょう!
不調の改善に向けて、まず一番大切なこと。それは、

【思い込み、とらわれ】を外す。

ということです。
え?それだけ!?と言われそうですが、そこが、実は難しいんです。。
例えを出しましょう。

【固定観念】という言葉があります。

いわば、主張であり、こだわりであります。自分で意識できる部分でもありまます。これまでの人生体験のなかで培った、

「私はこう考えています!」

「こうでなければならない!」

という、その人の【スタンダード】になっている考え方です。この”自分自身”とも言い換えられる固定観念は経験によりキツく刷り込まれた考え方です。

【固定された考え方】ですから、ちょっとやそっとじゃピクリともしません。変えることに恐怖を感じる方もいるかもしれません。
ただ、その微動だにしない考え方が、もし「本当の自分から大きくかけ離れたもの」であるなら、その状態が長年にわたり固定されたものであるならば、、その人の、心はどうなるでしょうか???
、、、
極論を言えば、自分を見失い「崩壊」すると思います。その状態をドクターは診断して病名にする必要があるため、【自律神経失調症】や【パニック障害】と名付けており、病院では病気としての診断がくだります。

当院に来られる方は、どちらかと言えば、アクセル全開、スイッチONの状態が続いてしまった結果、交感神経のバランスが異常に高ぶってしまい、休息の仕方やスイッチの切り方を忘れてしまい、自律神経の調和が取れなくなっているケースがよく見られます。この状態、見方を変えれば、

・それだけ頑張れる人
・真面目
・優しい
・バイタリティがある
・仕事ができる
・人に尽くせる
・感覚が鋭い

などの良い面をたくさん持っている方が多いです。
ただ、

「自分のからだの声」

が、なかなか聞けなかっただけなんですね。
または、聞こえていても蓋をしてしまった、、

・Noを言いたいのに言えない
・嫌だけど、従うしかない
・私がやらなきゃ誰がやる?
・なんのこれしき!

これらの思いは、

「自分は本当はどうしたいのか?」

という主軸から大きく外れている感じがします。過去に受けた仕打ちや言いがかりで深く傷を負った結果、「こうしなければ!」と防衛反応が働いてしまい、思い込みやとらわれが強固になってしまうケースも多々あります。
心身ともにいっぱいいっぱいの状態では余裕がなくなり、人の意見やご自身のカラダの声を聞くことが難しくなります。
心身の余裕づくりをご自身で出来れば良いのですが、正直なかなか難しいです。

ですので、ここではプロに任せることをオススメします。
当院では高ぶった自律神経のバランスを調整し、自然治癒力をしっかり引き出す状態をつくり、余裕のなかった心と体をリセットしていくような施術を心がけております。
その状態になると、今まで聞こえなかった身体の声や、自分は本当はどうしたいのか?と心の本音が見えてきます。
「変わらなきゃ!」「思い込みを外さなきゃ!」と意気込む必要はないのです。リセットされた状態にただただ身を委ねましょう。

身体はいつだってらあなたの最大の味方です。
余白ができたら素直な気持ちで体と向き合う。
きっとあなたに向き合ってくれた身体は喜んであなたが良くなるためにサポートをしてくれるはずです。
あなたらしく、気分良く、人生が好転し、不調が改善していくサポートを全力でお手伝いできれば幸いです(^-^)

●症状を追いかけない整体 
当院の整体は症状を追いかけません。症状は結果であり、原因ではありません。そして症状を引き起こしている原因は1つではありません。様々な原因が複合的に絡み合っています。
生活の中の改善できることを改善し、体の面、心の面、出来るところから整えていきます。当院ではそのためのお手伝いをさせて頂きます。

どこに相談していいのか分からない…
そんな時はぜひ一度、中村かえる整体院にご相談ください。

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原因不明のめまい

【病院に行っても病名がわからないと言われました・・】


早いもので今年も2月中盤になりましたね。今年は関東でも雪が降り毎日寒い日が続いていますが、ここに来てようやく寒暖差の激しい日も出てきました。

さて、ここのところ、当院ではめまいで悩むクライアントさんが増えています。

2月後半から3月にかけて、気温や湿度の急激な変化が訪れます。また新生活に差し掛かり今後の不安など、メンタルの原因からも自律神経が乱れがちになります。それによって、めまいや耳鳴り、頭痛などに毎年悩まされる方が増えてきます。

先月の終わりにもホームページをご覧になっていらしためまいで悩むクライアントさんがいらっしゃいました。3年位前から、慢性的な『めまい』『耳鳴り』でお悩みのクライアント様(40代女性)です。
半年ほど前から耳鼻科に通われていましたが、なかなか改善の兆しが見られません。先生からも「疲労が原因だね」と言われ、病名も原因もわからないそうです。

困り果てた挙句、当院のホームページをご覧になって来院されました。
お話を伺うと、めまいの治療薬を毎日5種類ほど飲んでいる、とのこと。
ご本人曰く、ひどいときはふらついてしまい、歩くのもままならないとのことです。

首の動きの検査をすると案の定、首がガチガチに固まっていました。
慢性的な肩こりもあるそうで、触れるとやはり肩もガチガチです。
また、首だけではなく、骨盤も左右で歪みがありました。

そこで、一般的な整体院や治療院などでは首の筋肉をマッサージなどでもみほぐす施術が行われているところが多いようです。もしくは電気治療器で首の筋肉の緊張を緩めていくなどの治療が行われています。つまり、
「凝りは悪者だからやっつけなければならない!」という考え方です。

しかし、なぜ首の筋肉が凝るのかと考えてみてください。めまいが出てグラグラする重い頭を支えるために首の筋肉をコリ固めてがんばっているのです。そんな事情を無視してそこで首だけを揉みほぐしてしまうとさらに頭をうまく支えられなくなってしまいます。
その結果として逆に具合が悪くなってしまうというケースもあります。気分が悪くなったり、頭痛やめまいが悪化してくることもあります。
だから、当院では首こりが辛いからといっていきなり揉みほぐすのは危険が伴うと考えています。

この方のケースもまずは土台である骨盤や股関節の歪みを整えることから始めます。
仰向けと横向きで自然と骨盤、股関節が調整するように施術しました。

次は背骨や腕の捻じれを取り除いていきます。
カチカチだった肩や背中が、徐々に緩んでいきます。
腕もよく挙がるようになりました。

このようにして、クライアントさんと一緒に身体の声と対話しながら施術し、上半身に無理なく頭が乗る状態を作ります。
首に負担がかからない状態を作った後に、最終的な頚椎の調整を行います。
すると、最初ガチガチだった首もだいぶスムーズに動くようなりました!

っと、頭の置き場所が見つかりました~。」

と嬉しいお言葉。

 

【2回目】(初回から5日後)
まず、来院時にお話を伺うと、この5日間はめまいの症状が10→3くらいに軽減している、とのこと。
実は、初回時にいらしたときに丁度転職をしたそうで、新しい職場になじめずにミスを連発。上司に叱られたりしたことが続いて自信を失い、そのことを誰にも話せず、溜め込んでいたようでメンタルも相当弱っていたそうです。

身体と心は繋がっています。

このような出来事が続くと、自律神経のバランスを崩しやすいのでストレス耐性が弱い方は特にめまいを増長させる原因となり得ます。

当院で普段話せないことを話せただけで、ホッとした気分になれたようです。

施術も前回同様、骨盤、股関節からスタートです。そして背中、腕、首、あたままは前回よりもさらに丁寧に施術を行いました。

術後はほとんどめまいのふらつき感も消失したので、これで少し期間を空けてめまいの状況を確認してもらうことにしました。

【3回目】(2回目から3週間後)
3回目は思い切って3週間ほど空けてみました。
ですが、お話を伺うと『調子よい感じが続いています』とのこと。
まだめまいの薬は飲んでいるものの、初回とは明らかに身体の動かせる範囲が広がっています。
めまいの症状もこの3週間は『ほとんど出ませんでした!』びっくりして話してくれました

3年くらい前からめまいでお困りだったことを考えると、たった数回で、改善の兆しが見えたことに少し私も驚きました。

私にできることはクライアントさんの自然治癒力のスイッチをポンと押してあげることだけです。それでここまで改善されるとは人間の持つ内なる力はすごい!と改めて思わされました!

今後も良いお手伝いができるよう、クライアントさんと寄り添いながら、経過をみていこうと思います。

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繰り返すぎっくり腰はなぜ?

こんにちは(^^)

肩こり・頭痛専門【中村かえる整体院】院長の中村です。

当院は肩こり・頭痛専門ですが、もちろん腰痛やぎっくり腰、股関節痛など、腰や下半身の症状に対しても対応しています。

やはりこの時期に増えてくるのが、ぎっくり腰の患者さんです。直接の原因は様々ですが、年末年始は胃腸に負担がかかりやすい食事が増えたり、運動不足や急激な寒さ、仕事のストレスも多くなりがちな時期だからなのではないかと考えています。

今日もぎっくり腰の辛さでいらっしゃった方がおりました。

江戸川区からお越しの40代の女性です。普段は4週に1度、眼精疲労、肩こり、腰痛のメンテナンスで通われている方です。

お正月明けに仕事が始まったあたりから、腰に対する違和感はあったものの、放置していました。一昨日の朝に顔を洗っている最中に腰に激痛が走り、そこから動けなくなったとの事でした。1日安静にしていたら、何とか歩けるようになったので、本日当院に駆け込まれました。

この寒い時期や、季節の変わり目など、ギックリ腰を繰り返しています。
初めて症状が起きたのは5年前の1月の寒い時期。それ以降、毎年1月あたりと、春先あたりのどちらか同じ時期にぎっくり腰が起きています。

それ以前からもともと腰痛持ちでしたが、ぎっくり腰を発症するようになってからというもの、ますますお身体に対する不安が強くなってしまったとの事でした。

腰はどちらかと言えば右側(仙腸関節付近)に痛みが偏っており、その延長で右側の坐骨神経痛も時折出るということでした。
太ももの外側もカチカチに張っており、足先は右だけが外側を向いている状態でした。
睡眠時間は普段は7時間ほどだそうですが、一昨日ぎっくり腰になってからは夜、途中痛みで何度も目が覚めてしまい、不眠気味になっているとの事でした。

ご自宅から電車と徒歩で当院に到着されましたが、歩いている途中でコルセットがしんどくなり、外して歩くとラクだったそうです。
コルセットは長時間つけていると、締め付け・圧迫により、腰回りの血流や酸素の供給を遮断してしまいます。
装着し続けることで腹筋を使わなくなるので、筋力の低下にも繋がりますから当院ではは長時間の着用をおすすめしていません。
とはいえ、当院に到着いただいた際は一目でわかるほど、歩き方、立ち方もおかしくなっていたので、すぐに施術に入りました。

ぎっくり腰の施術ポイントともなる、みぞおちに圧痛と強いコリがあります。骨盤の前側の太ももの筋肉もカチカチです。また首の前側と鎖骨近辺も硬くなっています。腰の痛みを身体の前側で一生懸命支えてあげて頑張っている感じです。

クライアントさんが横向きの体勢になれたので、そのまま整体を行いました。しかしまた痛みがかなり出ているので、調整も無理は禁物です。痛い患部はいわゆる「傷」ですから、いきなりそこを揉んだり触れたりしません。バランスを整えていきながらも、1つ1つ痛みなどを確認しながら丁寧に、患部とは違う場所を触れていきます。

痛みと相談しながら少しずつ、少しずつ、バランスを整えていく感じです。

当院ではぎっくり腰に限らず、無理な体勢で施術は行いません。伸びない部分があれば伸びるようにしてから体勢を変えつつ施術を行います。辛い体勢で施術を行うと余計に体が緊張してしまい症状が悪化する可能性が高くなるからです。当院では施術可能な状態になってから、無理のない施術を心がけています。
施術後は、最初よりは違和感なく立って歩けるようにはなっていましたが、まだ辛そうな感じは当然残ります。しかし、これ以上私が何かすると、余計に痛みが悪化したり、帰った後に辛くなりやすいです。

よく巷で見かける、「1発で治します!」というような治療院のキャッチコピーを。目にしますが、身体の自然法則の観点から考えるととてもおかしなことを言っているのがすぐにわかります。

痛めた組織はいきなりは回復しません(^^)

転んで怪我をするのは一瞬ですが、治るまでに時間はかかるのと同じです。
様々な事情や背景があり、段階を経て慢性化した症状は様々な段階を経て回復していきます。それが自然の法則です。
痛みは【ちょっと待って!】のサインなのです。そのための”ぎっくり腰”なんです。
痛みだけを止めれば治った、とお考えの方は痛み止めの注射を打ってください。
ただし痛みがなくなった状態で無茶をすると感覚を鈍らせているだけですので、実際には治っていない上に組織を動かしたり、休息を忘れますので余計にひどくなります。少し考えればすぐにわかることです。
薬や注射はあくまで【応急措置】です。薬で根本治癒する訳ではありません。もちろん薬や注射が必要な時もありますから、それを否定するつもりはありません。状況に合わせてうまく付き合えばいいだけです。

世の中は様々な情報で溢れかえっています。SNSなどの発達により、これからの将来はますますたくさんの情報で溢れかえることになります。

だからこそ、ご自身の健康や食べ物など、何を選択するか?自己責任で判断する事が大切になってくると思います。

痛みがなくなりさえすればその過程や理由なんてどうでもいい、とお考えの方はお互いのためにならないと判断して、当院では施術をお断りしています。
癖づいてしまった症状を、根本から解決するには何が原因で痛みが出ているのかをきちんと理解する必要があります。
そして押し込めていたご自身のホンネの部分にもきちんと目を向ける、見つめ直す必要があります。施術で体質を変えていくのと同時に
自分の行いや考え方に「気づく」ことが必要です。
施術後に、まだ痛い、こう動かすと痛い、と痛みを追いかける方も治らない人の典型的なパターンです。

あとは単純に体重が増加すれば、物理的な負荷がかかり腰痛が酷くなります。ひどくなると寝起きに足の裏やかかとも痛くなります。
おいしいものをたらふく食べたい気持ちもわかりますが、腰痛を本気で完治させたければ胃腸を休め、ご自身の本当の気持ちに気づき、受け入れて、すこしずつ行動を変える工夫をしていくことが必要です。

腰痛の原因の80パーセントは心因性、そしてドクターでも腰痛は治せない、と言われる所以は、答えは【その人の中にしかない】からです。
腰は字のごとく身体の要(カナメ)ですので痛むと辛いですが、痛みを出してでも身体は何かを伝えたがっています。
当院には慢性腰痛や、ぎっくり腰が癖づいてしまった方も来られていますが、痛みを悪者扱いせず、素直で謙虚な気持ちでご自身の体と心に向き合えた方はしっかり改善しています。

そうなると、万が一また痛くなった時でも自分の気持ちと向き合うことができ、痛みが出ている意味を理解できるので、気持ちがネガティブになることもなく、良くなるスピードも非常に早まります。

慢性腰痛、慢性ぎっくり腰の方に理解してもらいたく当院の考える本音を書かせていただきましたm(_ _)m
厳しい表現もありますが、辛い症状にお悩みの方にさらに辛い思いをして欲しくないのでストレートに書きました。
これからもクライアントさまお一人お一人に的確なお身体のナビゲートができれば嬉しいです!

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