繰り返すぎっくり腰はなぜ?

こんにちは(^^)

肩こり・頭痛専門【中村かえる整体院】院長の中村です。

当院は肩こり・頭痛専門ですが、もちろん腰痛やぎっくり腰、股関節痛など、腰や下半身の症状に対しても対応しています。

やはりこの時期に増えてくるのが、ぎっくり腰の患者さんです。直接の原因は様々ですが、年末年始は胃腸に負担がかかりやすい食事が増えたり、運動不足や急激な寒さ、仕事のストレスも多くなりがちな時期だからなのではないかと考えています。

今日もぎっくり腰の辛さでいらっしゃった方がおりました。

江戸川区からお越しの40代の女性です。普段は4週に1度、眼精疲労、肩こり、腰痛のメンテナンスで通われている方です。

お正月明けに仕事が始まったあたりから、腰に対する違和感はあったものの、放置していました。一昨日の朝に顔を洗っている最中に腰に激痛が走り、そこから動けなくなったとの事でした。1日安静にしていたら、何とか歩けるようになったので、本日当院に駆け込まれました。

この寒い時期や、季節の変わり目など、ギックリ腰を繰り返しています。
初めて症状が起きたのは5年前の1月の寒い時期。それ以降、毎年1月あたりと、春先あたりのどちらか同じ時期にぎっくり腰が起きています。

それ以前からもともと腰痛持ちでしたが、ぎっくり腰を発症するようになってからというもの、ますますお身体に対する不安が強くなってしまったとの事でした。

腰はどちらかと言えば右側(仙腸関節付近)に痛みが偏っており、その延長で右側の坐骨神経痛も時折出るということでした。
太ももの外側もカチカチに張っており、足先は右だけが外側を向いている状態でした。
睡眠時間は普段は7時間ほどだそうですが、一昨日ぎっくり腰になってからは夜、途中痛みで何度も目が覚めてしまい、不眠気味になっているとの事でした。

ご自宅から電車と徒歩で当院に到着されましたが、歩いている途中でコルセットがしんどくなり、外して歩くとラクだったそうです。
コルセットは長時間つけていると、締め付け・圧迫により、腰回りの血流や酸素の供給を遮断してしまいます。
装着し続けることで腹筋を使わなくなるので、筋力の低下にも繋がりますから当院ではは長時間の着用をおすすめしていません。
とはいえ、当院に到着いただいた際は一目でわかるほど、歩き方、立ち方もおかしくなっていたので、すぐに施術に入りました。

ぎっくり腰の施術ポイントともなる、みぞおちに圧痛と強いコリがあります。骨盤の前側の太ももの筋肉もカチカチです。また首の前側と鎖骨近辺も硬くなっています。腰の痛みを身体の前側で一生懸命支えてあげて頑張っている感じです。

クライアントさんが横向きの体勢になれたので、そのまま整体を行いました。しかしまた痛みがかなり出ているので、調整も無理は禁物です。痛い患部はいわゆる「傷」ですから、いきなりそこを揉んだり触れたりしません。バランスを整えていきながらも、1つ1つ痛みなどを確認しながら丁寧に、患部とは違う場所を触れていきます。

痛みと相談しながら少しずつ、少しずつ、バランスを整えていく感じです。

当院ではぎっくり腰に限らず、無理な体勢で施術は行いません。伸びない部分があれば伸びるようにしてから体勢を変えつつ施術を行います。辛い体勢で施術を行うと余計に体が緊張してしまい症状が悪化する可能性が高くなるからです。当院では施術可能な状態になってから、無理のない施術を心がけています。
施術後は、最初よりは違和感なく立って歩けるようにはなっていましたが、まだ辛そうな感じは当然残ります。しかし、これ以上私が何かすると、余計に痛みが悪化したり、帰った後に辛くなりやすいです。

よく巷で見かける、「1発で治します!」というような治療院のキャッチコピーを。目にしますが、身体の自然法則の観点から考えるととてもおかしなことを言っているのがすぐにわかります。

痛めた組織はいきなりは回復しません(^^)

転んで怪我をするのは一瞬ですが、治るまでに時間はかかるのと同じです。
様々な事情や背景があり、段階を経て慢性化した症状は様々な段階を経て回復していきます。それが自然の法則です。
痛みは【ちょっと待って!】のサインなのです。そのための”ぎっくり腰”なんです。
痛みだけを止めれば治った、とお考えの方は痛み止めの注射を打ってください。
ただし痛みがなくなった状態で無茶をすると感覚を鈍らせているだけですので、実際には治っていない上に組織を動かしたり、休息を忘れますので余計にひどくなります。少し考えればすぐにわかることです。
薬や注射はあくまで【応急措置】です。薬で根本治癒する訳ではありません。もちろん薬や注射が必要な時もありますから、それを否定するつもりはありません。状況に合わせてうまく付き合えばいいだけです。

世の中は様々な情報で溢れかえっています。SNSなどの発達により、これからの将来はますますたくさんの情報で溢れかえることになります。

だからこそ、ご自身の健康や食べ物など、何を選択するか?自己責任で判断する事が大切になってくると思います。

痛みがなくなりさえすればその過程や理由なんてどうでもいい、とお考えの方はお互いのためにならないと判断して、当院では施術をお断りしています。
癖づいてしまった症状を、根本から解決するには何が原因で痛みが出ているのかをきちんと理解する必要があります。
そして押し込めていたご自身のホンネの部分にもきちんと目を向ける、見つめ直す必要があります。施術で体質を変えていくのと同時に
自分の行いや考え方に「気づく」ことが必要です。
施術後に、まだ痛い、こう動かすと痛い、と痛みを追いかける方も治らない人の典型的なパターンです。

あとは単純に体重が増加すれば、物理的な負荷がかかり腰痛が酷くなります。ひどくなると寝起きに足の裏やかかとも痛くなります。
おいしいものをたらふく食べたい気持ちもわかりますが、腰痛を本気で完治させたければ胃腸を休め、ご自身の本当の気持ちに気づき、受け入れて、すこしずつ行動を変える工夫をしていくことが必要です。

腰痛の原因の80パーセントは心因性、そしてドクターでも腰痛は治せない、と言われる所以は、答えは【その人の中にしかない】からです。
腰は字のごとく身体の要(カナメ)ですので痛むと辛いですが、痛みを出してでも身体は何かを伝えたがっています。
当院には慢性腰痛や、ぎっくり腰が癖づいてしまった方も来られていますが、痛みを悪者扱いせず、素直で謙虚な気持ちでご自身の体と心に向き合えた方はしっかり改善しています。

そうなると、万が一また痛くなった時でも自分の気持ちと向き合うことができ、痛みが出ている意味を理解できるので、気持ちがネガティブになることもなく、良くなるスピードも非常に早まります。

慢性腰痛、慢性ぎっくり腰の方に理解してもらいたく当院の考える本音を書かせていただきましたm(_ _)m
厳しい表現もありますが、辛い症状にお悩みの方にさらに辛い思いをして欲しくないのでストレートに書きました。
これからもクライアントさまお一人お一人に的確なお身体のナビゲートができれば嬉しいです!

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最新予約状況

新年あけましておめでとうございます。

肩こり・頭痛専門【中村かえる整体院】院長の中村です。

昨年の11月11日よりオープンして、あっという間に2か月弱が経ちました。そして無事に2018年を迎えることができました。これもひとえに院に来ていただいているクライアント様、協力していただいた方々のお蔭だと思っております。どうもありがとうございました。

今年も益々皆様のお身体の水先案内人として、お身体をサポートしていけるように精進してまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。

1月直近のご予約の空き状況です。
■1/6(土):10:00~14:00の間

■1/7(日):申し訳ありません。終日ご予約で満席です。

■1/8(月)祝:12:00~16:00の間

■1/9(火):10:00~17:00の間

■1/10(水):10:00~17:00の間

■1/11(木):12:30~14:30の間

■1/12(金):①10:00~11時の間 ②14:30~20:00の間

■1/13(土):10時~11:00の間

■1/14(日】:14:00~16:00の間

※ご予約状況は常に変わります。詳しくはお電話でご確認ください。
※予約状況を出来るだけリアルタイムに連絡するため、このブログ記事「https://ochanomizu-kaeru.tokyo/blog/」を随時更新していきます。
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